野菜嫌いには理由が!子供への接し方と調理法のポイント
野菜を食べて欲しい!いったいどうしたらいいの・・・?
こんにちは。管理栄養士・幼児食アドバイザーの磯村です。
私たちは「苦いもの・えぐみのあるもの=危険・毒」と本能的に判断します。 そのため、苦味やえぐみ、青臭さが目立つピーマン、トマト(完熟していない固めのもの)、生のにんじん、セロリ、パセリなどの野菜は、子供の嫌いな食べ物の上位に入ってしまう傾向があります。
しかし、健康を維持するためには野菜に含まれるビタミンやミネラルは必須。
親として、「健康のために野菜を食べて欲しいのに・・・」と悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。
このページでは、野菜嫌いになってしまう原因から食べてもらうための工夫、そしてお子様への接し方についてご紹介します。
野菜嫌いの原因と考えられること
野菜が嫌いになってしまう原因は、味以外にも幾つか考えられます。
①経験の不足
まだまだ食経験が浅い幼児にとっては、ひとつひとつの経験がとても大きいものとなります。
一度も食べたことのないものに対して、嫌悪感を抱く「食わず嫌い」を克服するためには、好きな食材と組み合わせる、いつもの食事にほんの少しだけプラスしてみるなど、急激に環境が変わり過ぎないように注意が必要です。
また、食と関連して良い思い出や逆に嫌な思い出があるとそれも好き嫌いの原因となります。
②食材と食感の問題
同じ食材でも食べるメニューと食べないメニューがあるという場合は、「食感」を見直してみましょう。
子どもにとっては味ではなく、食感が気に入らずに嫌いになってしまうことがあります。その場合はスープにしたり、あんかけにしたりすることで食感が滑らかになり食べやすくなります。
ちょっとした工夫で子どもの好き嫌いを改善できることもありますので、色んな角度からトライしてみましょう。
③食環境
子どもの好き嫌いは、食材そのもの以外にも「食環境」が大きく関係することがあります。
例えば、好き嫌いが多い子どもに対して、怒ってばかりや悲しい顔ばかりしていませんか?
それは、子どもにとっては「食事=嫌なもの」となってしまいます。
子どもも、そしてお母さん・お父さんも笑顔で楽しく食べることで「食事=楽しい!」というイメージを定着させましょう。
また、好き嫌いがあっても食卓からなくす、ということは避けましょう。
食卓からなくすということは、いつか克服できるかもしれないチャンスを奪っていることと同じです。
チャンスを与えてあげることで克服の機会が常にある状態を提供してあげましょう。
野菜嫌いでも食べられる調理の工夫
嫌いな食べ物は、調理方法を工夫することで食べられるようになることもあります。
ここでは、野菜嫌いでも野菜を食べられる可能性が高い調理法を3つご紹介します。
まずは、「ダメでもいいや」くらいの気持ちでチャレンジしてみましょう。
1:小さく切ったり、すりおろしたりして形をなくして他の食べ物に混ぜる
好き嫌いの原因として、「見た目」や「食感」も大きく関係します。
例えば、しいたけのクニュっとした食感、ピーマンの濃い緑色、にんじんのかたさなど。
これらは小さく刻んで何かに混ぜる(例:ハンバーグ、つみれ)と知らない間に食べられていた!ということも!
2:しっかり加熱する
加熱により、酸味や苦味が薄れ、旨みが際立つものも多くあります。
例えば、トマト嫌いなお子様が、ミートソースやトマト煮込みなど加熱したものであれば食べられる、生のだいこんは嫌いでも、おでんの大根は大好き!など。
3:味の濃いものに混ぜる。
嫌いな野菜を単体で食べさせるにはとても大変なことですが、大好きなビーフシチューやクリームシチュー、ハンバーグ、餃子など、味がしっかりとしているものに混ざっていると食べられる場合もあります。
こうしなきゃ!にとらわれすぎず、食事を楽しんで
野菜が苦手な理由は色、味、食感、香りなど十人十色です。
どんなにママが頑張って工夫をしても子供が食べてくれないと、ママの心の負担も大きくなってしまいます。
しかし、「食べさせなきゃ!」と気を張りすぎてしまっては、お子様もママも食事が疲れてしまいかねません。
そのようなとき、食事の邪魔をしない範囲で美味しく手軽に野菜の栄養素を補うことを考えて、野菜ジュースや青汁などを使用することも一つの選択肢としてあります。
手軽に栄養バランスが補える食品の力も借りながら、少しずつ、食べられる野菜を増やしていきましょう。
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コーナー監修:管理栄養士 磯村優貴恵
大手ダイエット専門のエステサロンにて、食事指導を通してお客様の体を内側・外側の両面からサポート。 その際に具体的な料理提案の必要性を感じ、和食やカフェのキッチンスタッフとして約3年間の料理修行を行う。その後、特定保健指導を経て、現在は、こどもから大人まで家族みんながおいしく食べられて健康になれるよう、レシピ・商品開発や執筆など幅広く活動中。
資格:管理栄養士、幼児食アドバイザー、フードコーディネーター、薬膳インストラクター、健康食育ジュニアマスター